当時10万円くらいしましたがe-inkでA4サイズというほぼ紙の使い心地がよく、アイディアやちょっとしたメモに大活躍してました
e-inkはどんなに進化してももっさりは避けられない訳でWebブラウズとかゲームなどの一般的な使い方をするとヒドイ
どのくらいヒドイかというと、iPadをフランス料理とすればコイツはゲロくらいの差があります
たぶん普通の人は我慢できない笑 完全にセカンドマシン
それでもドピーカン青空の外で使うとさすがのiPad Proといえども光量不足で何が写ってんだかよくわかんない状態になるシーンだとこいつが大逆転
うん、紙だ。明るいほどよく見える
とまぁ公園に持ち出す時はもっぱらBOOXな訳です
バッテリーも普通に2週間!とか持ってしまい、充電する事すら忘れてしまうほど
ところがそのバッテリーが3日もたなくなってきて、先週あたりから充電を抜いたとたん画面に変なシマシマがでてフリーズしてしまうようになりました
サポートに連絡してみると、バッテリー交換に2万円ほど、ただし中国に送り返すので送料がかかるのと、いつ返ってくるかわからないとの事
まぁここんとこコロナが流行ってて船便とか動いてないしね、しょうがないね
と長々前置きをしたところで自分でバッテリーを交換する事にしました
まずは分解したいんですが、ググってもまーーったく情報がでてきません
iFixit も完全スルー
個人ブログなどを調べてもMAX2は出てきませんでした
いくつか前の機種は、全面パネルはシールになってる、剥がすともう戻せないよ、みたいなブラジルの人の書き込みがありました。
まぁほっといても治らないので、度胸一発、どりゃぁ、と分解爪をつかって引っぺがしました
折り曲がってしまった
このシールはプラスチック製で両面テープでガッチガッチにくっついてた
手で温めながらゆっくり引っ張ったけど、何度かズルっとすべって折り目がついてしまった。(緑の部分) ヒートガン使えばよかった
このシートを外すと、トレイに入っている小さいネジが確認できるので外していきます
全部で26個くらいあります
ネジを外したら表面から爪ツールを差し込んでバキバキと持ち上げます
写真は最後のほうですが、下は端子類が密集しているので上から開けたほうが良いです
ツールでこじ開けているところ
裏ブタをとってひっくり返すとバッテリーが見えます
サイズは 160mm x 85mm x 3.5mm
定規で目測なので誤差大きいです
それにしても薄い
写真はバッテリーを剥がした後ですが、この銀のシールド板とは3Mの"ネジより強く張り付く振動対策両面テープ"で接着しているので取り外すは大変。しかも危険です
手だけで剥がしてはいけません
バッテリーの袋が破れて発火する恐れがあります
プラスチックの定規や下敷きなどを隙間に挟んで、ジワジワと、平行に、ゆっくり剥がしましょう。15分以上かかります
ヒートガンを使うなら40度以下と超低温設定にしましょう
バッテリー本体はグニャグニャと柔らかいので角度がつくほど曲げてはいけません
緑の〇のところが超強力粘着テープ
バッテリーの型番はGSF2588158 。これをそのまま検索すると中国の部品マーケット以外ヒットしませんでした
3端子で容量は 4100mAh、3.7Vのリチウムイオンポリマー二次電池です
バッテリー端子は半田付けされているので半田コテで取り外します
黒はアース、赤は3.7Vですが、白がよくわかんなかったのでテスターでΩ数を測ったら5KΩだったので、手元の5.6kΩでプルダウンしておきました
サーミスタだった場合は抵抗値が低いと温度高い、バッテリーアチチって事なので少し高めの値を選びました。まぁ一般家庭なら4.7kΩと5.6kΩは常備しているもんね
もっと高級な端子であれば容量管理を知るI2Cだと思うんですが、端子をフリーにしておくのは静電気などで基盤を壊す可能性があるのでとりあえずこの処理としました。
追記 : 2020/05/25
電源管理(とRTC)にRK818 を使っています白い線はTS1端子に接続されているようです
RK818の仕様書によるとTS1はサーミスター接続用でした。ADCを通して内部のレジスタ値と比較、閾値を超えたらバッテリー加熱または過冷却ととらえて電源断の動作に入るようCPUに割り込みをかけるとの事
レジスタの値は本体のCPUから書き込む(EEPROM)で値がわからないのですが、前述の通り22℃の室温で実測5KΩでしたから、5.6kΩなら冬の部屋くらいでしょうか
バッテリーの仕様書が手に入ればもう少し追い込めるんですがまぁこんなもんか
白い線のところに5.6kΩ、赤黒は電池ボックス
BOOX MAX2はリセットボタンがないので、以下の手順を踏む必要があります
- バッテリーは18650を使います。(電池ボックスに入れてます)
- 30秒くらい待つ (焦げ臭くなってないかのチェック)
- microUSB電源を本体に刺します
- 電源ボタンを青いランプになるまで長押し(20秒以上かかる)
- ランプが点いたら手を放す
あっさり起動!
見た目が悪いけど、ま、まぁテスト起動だし
写真の18650はバッテリー管理がされていない生18650なので危険です
白線を繋げていないから過充電になって電池が破裂します
必ず充電管理の付いた18650にしましょう
充電管理が付いた18650は少し長い
元々ついていた薄いバッテリーを分解してみます
これは屋外で行うべきです
バッテリーとは2か所でつながっている制御基板
この制御基板には、P-1S778E というダイオードみたいな番号が印刷されていました
中のSOPチップの型番も検索してみたのですが、正体不明でした
このバッテリー専用のコントロール基盤なのかもしれません
似たような容量で同サイズのバッテリーが秋葉原のとあるお店で通販していましたので、注文してみました。1,980円だって。安いなぁ。
とりあえずこのバッテリーが届いたらまた続編を書くかもしれません
いまのままだと、線がはみ出てるわ、バッテリーボックスがブラブラしてるわで使い勝手悪すぎなので。
後半に続く
おしまい
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