2020年7月3日金曜日

Fire HD8 Plus + adb tcpip + Android Studio

 この記事ではroot とかとりません(予防線)

 Amazon Kindle Fire HD8 PLUS (第10世代 ) を2020年7月に購入しました
 開発用です
 元々Fire HD6 (第4世代)はあったんですが開発にはいよいよ不向きになってきたのです

 注文した次の日にはセットアップ済み!で届くという流石のアマゾン
 設定したのはWiFi のSSIDくらいですかね

FireHD6 に比べて良い点
  • メモリーが3G byteと超大容量 (vs 1G byte)
  • ストレージが32G byteと超大容量(vs 4Gbyte)
  • 普通に動くぞ (vs カクカクはしないけど全てに1拍待たされる)
  • ワイヤレス充電!(USB-Cを塞がない)
  • Qi で充電できる!
  • Google Playが使えないのはそのまま!(まぁ当たり前)
  • 解像度は1280x800で同一だ。(iPad と比べてはいけない!お値段が違う)
 うーむ圧倒的じゃないか。すばらしい進化。安いし。
 専用のワイヤレススタンド充電器も買ったけどまだ届いてなくて、試しにiPhone11で使ってたQiのスタンドに横向きで置いたら充電中となった
 ただ少しずれると充電できなくなっちゃうから、専用のほうが使い勝手いいんでしょうね

という事でmacにusb-cで繋いでターミナルから

$ adb shell

onyx:/ $ 


普通に入れた。
WiFiでデバッグしたいので一度exitしてadb shellを抜けて

ケーブルを刺したまま

$ adb tcpip 5555

restarting in TCP mode port: 5555


$ adb connect 192.168.1.109

connected to 10.247.0.109:5555

この間ケーブルを抜いてはいけません
普通のAndroid だと adb tcpip 5555 のところで抜いてもいいんだけど。機種によるか。

で、usb-cケーブルを抜いて接続テスト

$ adb shell

onyx:/ $ 


普通に入れた

onyx:/ $ exit


自作アプリをWiFi越しに入れてみる

$ adb install -r ./app/build/outputs/apk/debug/app-debug.apk

Performing Streamed Install

Success


USB-C接続の時より倍くらい時間かかったけど入った

ローカルで完結している分には問題なさそう。

 adb connect しておくと
 Android Studio のメニューに Amazonなんたら 
 ってでてきて、普通にステップデバッグもできるぞ

通信周りとかはこれからテストしてみます

おしまい

2020年5月26日火曜日

ONIX Boox max2 Battery repair 2

ONIX Boox max2 Battery repair 2

BOOX MAX2 のバッテリー交換後半です
前半はこちら

 バッテリーが届きました
 早速シールドパネルのところに置いてみると、シールド版が折り返している部分にバッテリーがあたってる
 幅が大きいのはわかってましたが定規上は入りそうだったのです
少し基盤にめり込ませても余ってる

 シールド板のネジを外して、プライヤーで平らにして納めました
 バッテリーの裏は両面テープでシールド板に貼り付けています

 なんとか全体に収まったので蓋を閉めて仮止めします

 蓋は閉まるんですが元のバッテリーは3.5mm、新しいバッテリーもサイズ表では3.5mmなんですが、実測3.8mmくらいあって微妙にパネルがふっくらしてる(笑
 書き味は変わらないし、元々筐体の強度が足りなくてベコベコしてるのでこのまま使う事にします

 バッテリーの管理はBOOXに搭載されているRK818がしている事がわかったので過充電は起きない事が判明。バッテリー側にも保護回路が入っていますので大丈夫そう。
 ただリチウムバッテリーを交換したあとは、メーカーは容量の学習をリセットするのが普通ですが修理マニュアルなんて手に入りません

 まぁこの手のチップは賢いから、10回くらい0% - 100% - 0% で使うと自動学習してくれるのでそれを期待する事にします

電源切ったつもりだったのに切れるまえにバッテリー外してしまった?

 とはいえバッテリー持ちまくりなんだよなぁ
 1週間もったとすると3ヶ月はかかってしまう
 という事で動画再生なんてしたことなかったけど、Youtubeをインストールして環境動画でも流しっぱなしにして無理やり消費してみる事にします

 バッテリー代2,000円、2日ほどでだいたい治ったからラッキー
 普通に動くかはこれからなので、マネはしないでくださいね
 日本人大好き「自己責任」

おしまい

2020年5月24日日曜日

ONIX Boox max2 Battery repair (DIY)

2017年の夏ごろに買ったBOOX MAX2 PRO バッテリー交換 (前編)

 当時10万円くらいしましたがe-inkでA4サイズというほぼ紙の使い心地がよく、アイディアやちょっとしたメモに大活躍してました

 e-inkはどんなに進化してももっさりは避けられない訳でWebブラウズとかゲームなどの一般的な使い方をするとヒドイ
 どのくらいヒドイかというと、iPadをフランス料理とすればコイツはゲロくらいの差があります
 
 たぶん普通の人は我慢できない笑 完全にセカンドマシン

 それでもドピーカン青空の外で使うとさすがのiPad Proといえども光量不足で何が写ってんだかよくわかんない状態になるシーンだとこいつが大逆転
 うん、紙だ。明るいほどよく見える

 とまぁ公園に持ち出す時はもっぱらBOOXな訳です
 バッテリーも普通に2週間!とか持ってしまい、充電する事すら忘れてしまうほど

 ところがそのバッテリーが3日もたなくなってきて、先週あたりから充電を抜いたとたん画面に変なシマシマがでてフリーズしてしまうようになりました

 サポートに連絡してみると、バッテリー交換に2万円ほど、ただし中国に送り返すので送料がかかるのと、いつ返ってくるかわからないとの事
 まぁここんとこコロナが流行ってて船便とか動いてないしね、しょうがないね

 と長々前置きをしたところで自分でバッテリーを交換する事にしました

 まずは分解したいんですが、ググってもまーーったく情報がでてきません
 iFixit も完全スルー
 個人ブログなどを調べてもMAX2は出てきませんでした
 いくつか前の機種は、全面パネルはシールになってる、剥がすともう戻せないよ、みたいなブラジルの人の書き込みがありました。
 まぁほっといても治らないので、度胸一発、どりゃぁ、と分解爪をつかって引っぺがしました

折り曲がってしまった

 このシールはプラスチック製で両面テープでガッチガッチにくっついてた
 手で温めながらゆっくり引っ張ったけど、何度かズルっとすべって折り目がついてしまった。(緑の部分) ヒートガン使えばよかった

 このシートを外すと、トレイに入っている小さいネジが確認できるので外していきます
 全部で26個くらいあります

 ネジを外したら表面から爪ツールを差し込んでバキバキと持ち上げます
 写真は最後のほうですが、下は端子類が密集しているので上から開けたほうが良いです

ツールでこじ開けているところ

 裏ブタをとってひっくり返すとバッテリーが見えます
 サイズは 160mm x 85mm x 3.5mm
 定規で目測なので誤差大きいです
 それにしても薄い

 写真はバッテリーを剥がした後ですが、この銀のシールド板とは3Mの"ネジより強く張り付く振動対策両面テープ"で接着しているので取り外すは大変。しかも危険です

 手だけで剥がしてはいけません
 バッテリーの袋が破れて発火する恐れがあります

 プラスチックの定規や下敷きなどを隙間に挟んで、ジワジワと、平行に、ゆっくり剥がしましょう。15分以上かかります
 ヒートガンを使うなら40度以下と超低温設定にしましょう
 バッテリー本体はグニャグニャと柔らかいので角度がつくほど曲げてはいけません

緑の〇のところが超強力粘着テープ

 バッテリーの型番はGSF2588158 。これをそのまま検索すると中国の部品マーケット以外ヒットしませんでした
 3端子で容量は 4100mAh、3.7Vのリチウムイオンポリマー二次電池です

 バッテリー端子は半田付けされているので半田コテで取り外します

 黒はアース、赤は3.7Vですが、白がよくわかんなかったのでテスターでΩ数を測ったら5KΩだったので、手元の5.6kΩでプルダウンしておきました
 サーミスタだった場合は抵抗値が低いと温度高い、バッテリーアチチって事なので少し高めの値を選びました。まぁ一般家庭なら4.7kΩと5.6kΩは常備しているもんね

 もっと高級な端子であれば容量管理を知るI2Cだと思うんですが、端子をフリーにしておくのは静電気などで基盤を壊す可能性があるのでとりあえずこの処理としました。この処理は間違っている可能性大です(笑

追記 : 2020/05/25

電源管理(とRTC)にRK818 を使っています
 白い線はTS1端子に接続されているようです
 RK818の仕様書によるとTS1はサーミスター接続用でした。ADCを通して内部のレジスタ値と比較、閾値を超えたらバッテリー加熱または過冷却ととらえて電源断の動作に入るようCPUに割り込みをかけるとの事
 レジスタの値は本体のCPUから書き込む(EEPROM)で値がわからないのですが、前述の通り22℃の室温で実測5KΩでしたから、5.6kΩなら冬の部屋くらいでしょうか
 バッテリーの仕様書が手に入ればもう少し追い込めるんですがまぁこんなもんか

白い線のところに5.6kΩ、赤黒は電池ボックス

BOOX MAX2はリセットボタンがないので、以下の手順を踏む必要があります

  1. バッテリーは18650を使います。(電池ボックスに入れてます)
  2. 30秒くらい待つ (焦げ臭くなってないかのチェック)
  3. microUSB電源を本体に刺します
  4. 電源ボタンを青いランプになるまで長押し(20秒以上かかる)
  5. ランプが点いたら手を放す

あっさり起動!

 見た目が悪いけど、ま、まぁテスト起動だし

 写真の18650はバッテリー管理がされていない生18650なので危険です
 白線を繋げていないから過充電になって電池が破裂します
 必ず充電管理の付いた18650にしましょう

充電管理が付いた18650は少し長い


 元々ついていた薄いバッテリーを分解してみます
 これは屋外で行うべきです


バッテリーとは2か所でつながっている制御基板

 この制御基板には、P-1S778E というダイオードみたいな番号が印刷されていました
 中のSOPチップの型番も検索してみたのですが、正体不明でした
 このバッテリー専用のコントロール基盤なのかもしれません
 白線はまた後日考えるとします(現状5.6KΩのプルダウン)

 似たような容量で同サイズのバッテリーが秋葉原のとあるお店で通販していましたので、注文してみました。1,980円だって。安いなぁ。

 とりあえずこのバッテリーが届いたらまた続編を書くかもしれません
 いまのままだと、線がはみ出てるわ、バッテリーボックスがブラブラしてるわで使い勝手悪すぎなので。

後半に続く

おしまい

2020年5月5日火曜日

macbook pro 13 2020年版

待ちに待ったmacbook pro 14 13

出張持ち出しの開発(Xcode,Unity,その他IDE環境) 目線です
色々偏ってます

これは...次だなぁ

良い
・WiFiはpro16がacまでだったけどwifi6(ax)で3倍速になった
 あれ、おしまい。ストレージとかはクラウド使うからいらんし
 
まぁまぁ
・13かぁ。まぁ13インチはいいか。仕事で使うから2ndモニター追加するし

・キーボードが"普通"に戻った
 前のがクソ杉なので良いの項目に持っていけない(笑

・スピーカーがすごいらしい
 出張の時のホテルで良いとは思うけど、この部分を排熱に回してほしかった

・左のTBから充電するとCPU負荷が上がるのは治ったのかな
 OSのせいかもしんないけど

超残念
・Corei7 で4コアしかない
 え、4コア? 6コアじゃないの?
 Windows機は省エネに振った機種以外6コアだよ??
 XCodeのコンパイルがぐーんと遅い。もう実8コアに慣れちゃったよ

・しかも 4.5GHz
 Unityのコンパイルがちょっと遅い
 UnityのiOSコンバイルは実質シングルスレッドなのでギガが利くのだよ
 まぁ仕方ないけどさ、Windowsノートはもう少し早いよ
 CPUは第十世代なので2コアは5GHz以上にできるのに
 とはいえかなり爆熱だもんなぁ
 Core i9-10900Kは爆熱
 10nm以下になったら買うか...それが最後のインテルmacになりそうだし。


という事でデスクトップのmacもあるし持ち出し用はmacbook pro13 2014でがんばる

macbook pro13 2008も元気に動いているから、パーツの信頼性はバツグンなんだよね
・バッテリーは膨らまなかった(これはすごい)けど容量が0になったので交換
・SSDはSATAなので自分で交換した

2020年5月4日月曜日

Core i9-10900K

うーん、新しいCPUはまだ14nmかぁ
しかもほとんど性能上がってない。コア数多いのはとても高価な最上位だけだし

まぁAMD(TSMC)の7nmもかなーり怪しいけど。
ステッカーチューンというか営業トークっぽい。

1 電気をジャブジャブ捨ててクロック上げてる
AMDに追いつかれると毎回これ。そのCPUはすべて黒歴史になっている
排熱が間に合わないので、シリコンを薄くしている 
なんと現状の9900kでそれをDIYしている人がいて10度以上温度下がってる
カラ割りして見えるのは裏面なのでコンパウンドでゴリゴリ削ってる
当然壊れやすく6万円すっ飛んでも平気なツワモノだけど
半年以上前の個人DIYにようやく追いつくインテル

2 Socketが新しくなった。前のマザーボードが使えない

3 しかもPCI-Expressは3.0のまま。AMDは4.0(3の2倍速)
半年後に4.0がでるのは間違いないが、周波数が高いから新しいソケットでも対応できないんじゃ?

4 しかもしかもまだDDR4のまま

5 Thunderboltが4になりそう(USB5? DP2.0?)
TB5は 8K/120Hz というとんでもない転送速度だから
インピーダンスがまるで違うのでやはりCPUソケットは使い回せない...
外付けという手はあるけど

6 全てのIntel CPUにある脆弱性がまだ解決してません
これは先読みの仕組みの根本だから大変なのはわかる。

3、4(と5)のでっかい案件がペンディンクのままなので、毎回マザーボードの買い替えとなる気配