2021年3月2日火曜日

DHT22 is not a Maxim standard.

けっこう外人さんがくるので英語でも書いておく

DHT22 (AM2302) はオレオレ 1Wireだった


DHT22 is not a Maxim standard. 

Using the RaspberryPI 1wire driver (GPIO4) is a mistake!

There is a program written in python3 from the device manufacturer that can be used for this purpose.

Since it is not a 1wire standard, it was not possible to connect multiple sensors to the same bus.


DHT22は1wireと書いてあるけど、マキシム社の規格ではありません。

RaspberryPIの1wireドライバ(GPIO4)を使うのは間違いです。

デバイスメーカーからpython3で書かれたプログラムがあるのでそれを利用しましょう


という事で、ここから先には奮闘記が書いてあったんだけど、結論からいえば上記の注意の通りである。

1wire規格ではないので、複数のセンサーを同じバスにつなげる事はできませんでした。

20年は押入れの中に入っているとおもう

奮闘記は嘘/紛らわしいので消しました


というかGPIO 4に接続している人多いな。

これ間違いだから。

あとプルアップは VCC(電源)が5Vとの時は 5.1KΩって説明書に書いてあるから!

10kΩとか
sudo dtoverlay w1-gpio gpiopin=4 pullup=4
は間違いだから

Raspberry PIのプルアップは 1.5KΩしかないのでセンサーがドライブできない。

動いたとしたらたまたまだからね


18B20(maxim 1wire tempture sensor)と並列にぶら下げられると思って5個も買っちゃったよ、トホホ



おしまい

2021年2月28日日曜日

HDC1080 と RaspberryPI と Golang で温度湿度を読み取る

  タイトルの通りなんですが、Amazonで購入した HDC1080 という温度と湿度を測るチップをRaspberry PI4 とGO言語を使ってI2Cバスから読み取ってみました


HDC1080のデータシートはここから手に入れました

# i2cdetect -y 1

     0  1  2  3  4  5  6  7  8  9  a  b  c  d  e  f

00:          -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- 

10: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- 

20: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- 

30: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- 

40: 40 -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- 

50: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- 


似たような温度湿度センサーSi7021と同じアドレスだ

Pythonは嫌だ

 なんだってまたGo言語を使うのかというと、HDC1080の読み取りでググるとほとんどがPythonで書かれているんですよね
 で、PythonはPython2とPython3で互換性がなく、パッとソースみただけじゃどっちかわかんない書き方をしているものが多いです

 pipコマンドでライブラリを入れるんですが、pip3だとpip2だのいろいろバージョンがでてくる

 しかも pip serch 欲しいライブラリすると...

pip3 search test

ERROR: XMLRPC request failed [code: -32500]

RuntimeError: PyPI's XMLRPC API has been temporarily disabled due to unmanageable load and will be deprecated in the near future. See https://status.python.org/ for more information.

 ううーん、pip3 install ホゲホゲ はできるのに、サーチできない。

 pip3をアップデートしろ、という書き込みをみたのでアップデートしたらpip(Python2のほう)がぶっ壊れたww

 真の原因は、どうやら現在searchする為のサーバーが攻撃だかリクエスト有りすぎだかでダウンしていて、回復する見込みはないという絶望的な状態とのこと(2021/02現在)

 意味わからんのでPythonは金輪際使いたくない。

 昔インフラの仕事もしてたから、破壊的バージョンアップを平気でするスクリプト系は嫌いなんだよ。Dockerとかこのあたりを解決したかったんじゃないかとも思える 

 Rubyは2.0系にAppleが開発に加わって破壊的なのが激減したから許す

2021年2月26日金曜日

Zabbix 4 LTS グラフ 日本語文字化けの修正方法

Zabbixのグラフが豆腐になってしまう

 Raspberry PI 4だとRAMが4Gもあってzabbixが楽々動作

 

 まずは日本語フォントをダウンロードする。

ipa00303.zip じゃないとダメ

リンクが切れていたらファイル名でググって手に入れてましょう。

 最新のipaフォント(IPAexfont00401)だとなんかうまく出ない

 ipa.go.jp っていつの間にかなくなってたのね。あちこちこの手の情報はあるけど、リンクが切れまくってるのと、最新フォントならいけるだろ、と思ったらイケなかった。


$ sudo su -

# wget https://ja.osdn.net/projects/ipafonts/downloads/51867/ipag00303.zip

# cd /usr/share/fonts

# unzip  ~/ipag00303.zip        

 //  ipag00303/ipag.ttf ができあがっている事


# cd /etc/alternatives/

# mv zabbix-frontend-font zabbix-frontend-font.org

# ln -s /usr/share/fonts/ipag00303/ipag.ttf /etc/alternatives/zabbix-frontend-font

zabbix-serverが動作したままでもこの変更でブラウザをリロードしたら即座に反映できた

なんか元のフォントに比べると、弱っちい見た目になるけど日本語である事のほうが重要

表示用のhtmlを修正してフォントサイズを少し大きくすればいい筈だけどめんどいからパス


end

2021年2月23日火曜日

Si7021 + Rasspberry PI + GoLang

HDC1080の記事を書いたあとに、「産業用高精度 温度湿度」センサーと書いてあったのできっとすごいセンサーだと思って amazonでポチッた

ポチったあとにデータシートみて驚愕したんだけどI2Cのアドレスは 0x40 固定だった

HDC1080とまったく同じだ。 

RaspberryPi3 だと I2Cが一個しかないので一個しかぶら下げられない。なんという事でしょう。Pi4なら複数のI2Cがあるけど

温度/湿度なんてI2Cほど速度いらないから1-wireのほうがいいのかな。こちらはデバイス毎に固有アドレスがあるし。 

どこかからソースパクってこよう、は安易すぎた 

なかなか古いデバイスのようで、GoLang + Si7021 でググるといくつか github にヒットする

けどなんかこうGoLangのバージョン依存してたり、OS依存しててコンパイルできなかったりした

結局 ここのデータシート 読んで自分で書いた方が早かった。3時間も無駄にしたよ.. 


CRCはちゃんと計算しよう 

最初10分で書いた信頼性がなさすぎた
実験でケーブルが短い時は大丈夫だったけど、3mの単芯ケーブルにしたら通信エラーが起きているっぽくで、湿度が-50%とかになってる

他のセンサー(DC-CO2-20)では通信エラーが起きていないので、デバイスのドライブが弱いのかな、と人のせいにしてはいけない 。ちゃんとCRC計算しよう...


ハードウェアの結線

Raspberry PIとの結線は SDA,SDL, 3.3V , GND の4本だけ

GoLang は 1.16 で macOSを使用 

アドレスの確認

# i2cdetect -y 1

     0  1  2  3  4  5  6  7  8  9  a  b  c  d  e  f

00:          -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- 

10: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- 

20: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- 

30: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- 

40: 40 -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- 

50: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- 

0x40にいた。HCM1080と同じアドレスだ。困る。

 

I2Cをsudoしなくても読めるようにする

これはグラフツールのzabbixが読めるようにする設定
ユーザー名がpiの人は zabbix を pi にするとよさそう

# sudo usermod -aG i2c zabbix


パッケージの準備

% mkdir si7021

% cd si7021

% go mod init si7021

go: creating new go.mod: module si7021

go: to add module requirements and sums:

go mod tidy


% go mod tidy

go: finding module for package github.com/davecheney/i2c

go: found github.com/davecheney/i2c in github.com/davecheney/i2c v0.0.0-20140823063045-caf08501bef2


ソース

// macOS closs compile

// GOOS=linux GOARCH=arm go build 

package main



import (

  "fmt"

  "os"

  "time"

  "github.com/davecheney/i2c"  // go get github.com/davecheney/i2c

  "encoding/binary"

)


const (

    wait = 100 * time.Millisecond // 100milisec 

)


func write(dev *i2c.I2C, s string) {

  chars := []byte(s)

  dev.Write(append([]byte{0x40}, chars...))

  time.Sleep(wait)

}



func help() {

    fmt.Println( "exp: hdc1080 0 or 1 (0=Ondo 1=Shitudo 9=reset")

}



// 2byteの値から1byteのcrcを返す

func calcCRC(seed byte, buf []byte) byte {

  for i := 0; i < len(buf); i++ {

    seed ^= buf[i]

    for j := 0; j < 8; j++ {

      if seed&0x80 != 0 {

        seed <<= 1

        seed ^= 0x31

      } else {

        seed <<= 1

      }

    }

  }

  return seed

}


func Reset() {

    dev, _ := i2c.New(0x40, 1)


    dev.Write([]byte{0xFE}) // CMD_RESET

    time.Sleep(wait * 5)

}


func ReadData(cmd byte) float32 {

    var i float32

    var b  = []byte{0, 0, 0}

    var b2 = []byte{0, 0}

  

    // 0x40 is I2C address , 1 is /dev/i2c-1

    dev, _ := i2c.New(0x40, 1)

    cnt := 0;

    

again:

    dev.Write([]byte{cmd}) // CMD_TEMPTURE

    time.Sleep(wait)

    dev.Read(b) // 3byte読み込み

    b2[0] = b[0]

    b2[1] = b[1] // 素人すぎるプログラムww

    

    crc := calcCRC( 0x00 , b2 )

    if crc != b[2] {

        fmt.Fprintln( os.Stderr , "CRC error")

        time.Sleep( wait * 10 ) // 1秒

        Reset()

        time.Sleep( wait * 10 ) // 1秒

        

        cnt += 1

        if cnt > 5 {

            return -1

        }   // error

        goto again

    }


    i = float32(binary.BigEndian.Uint16(b2))

    time.Sleep(wait)

    return i

}


func main() {

  if len(os.Args) < 2 {

    help()

    os.Exit(-1)

  }


  switch os.Args[1] { 

  case "0":

      f32 := ReadData(0xF3) // / CMD_TEMPTURE

      if ( f32 != -1 ) {

          c := float32(f32) * 175.72 / 65536. - 46.85

          fmt.Printf("%.2f\n",c)

      } else {

           fmt.Println(-1)

      }

  case "1":

      f32 := ReadData(0xF5) // / CMD_HUM

      if ( f32 != -1 ) {

          c := float32(f32) * 125. / 65536. - 6.

          fmt.Printf("%.2f\n",c)

      } else {

           fmt.Println(-1)

      }

  case "9":

    Reset()


  default:

    help()

  }

}




コンパイル

GOOS=linux GOARCH=arm go build 

これでバイナリができたので、RaspberryPIに scp して実行

# 温度

$ ./si7021 0

21.715549316406246


# 湿度

$ ./si7021 1

39.543670654296875


# リセット送信 (いるのかな? )

$ ./si7021 9



高精度?

うーんと、精度はどうなんだろう

hdc1080と温度で0.5度くらい、湿度で1%くらいの差くらい

hdc1080も割と高精度なんでは...


おしまい

2021年2月14日日曜日

Raspberry PI 4 には I2C が沢山あった

Raspberry PI4 は I2C がいっぱいあった

 電力をあまり食わせたくなかったので最新のRaspberry4(Rspi4)ではなく、PI3系(Rspi3)を好んで使っていたんですが、なんとRaspberry PI 4は BCM2711を搭載しているので、I2Cを4つも追加できるとの事

 Rspi3以前でもI2C-0を使おうと思えば使えたんですが、いろいろなHAT(拡張ボード)を上に乗っける時にこの端子でHATのチップと通信しているものが多く事実上使えませんでした

2021年2月12日金曜日

AirPods Maxを買いに行ったらMDR-Z7M2が手元にあった

 先日渋谷に出かける用事の帰りApple Storeが開いてたのでAirPods Maxが急激に欲しくなって飛び込んだ

 もうジジイでモスキート音も聞き取りづらいからハイレゾなんてわかんないだろ

 それより首を振ったら音場が移動する面白機能が欲しいんだよぉぉ

 自分のiPohne12を使って視聴させてくれと頼んだら消毒してくれて貸してくださいました


音質は音楽がきければなんでもいいや、と思ったけど

んんん??

音が...ゴミ

どの曲を聞いてもダメ。特にクラシックがダメ


 どこかの記事で AirPodsMaxの作りに比べたら、同価格帯の他のヘッドホンなんておもちゃみたいな作り、と絶賛していたけど...やはり提灯記事であったか

 音質ゴミぢゃん

 3万円から6万円くらいのワイヤレスもたくさん持ってるから、音質が不利になるのはわかってたけど。

 アメリカ人って音に対する分解能がないんだろうか(ひどい偏見)

 BOSEもそうなんだけど音がゴチャゴチャ

 いろいろ設定を変えてみたけど、グワーグワーン、ジョワーンジョワーンとなっててリバーブ成分が定着しない

 Appleの店員さんに丁寧にお礼と感謝を申し上げてAppleStoreを出て、新宿でMDR-Z7M2を買ってしまった

 ヘッドホンアンプが少々古くて(PHA-3)ヘッドホンについてるバランスケーブルが刺さらなかったのでケーブルも

 MDR-Z7M2は壊してしまったMDR-CD1000を聞いた時と同じ傾向で楽しい音だった

PHA-3とMDR-Z7M2を接続するケーブルはMUC-B12BL



2021年1月24日日曜日

二酸化炭素 測定 自作 DS-CO2-20

二酸化炭素センサー到着しました

中国からDS-CO2-20が届きました。

2週間かからなかったです。

他の人が注文したのと一斉に送付するのでタイミングがよかったのでしょう。

日本のAmazonからも購入できますがちょっと高いです。 AliExpressは$25ほどでした

     データシートはこちら

準備編はこちら

校正なしで正確だった。びっくり


窓をあけたらちゃんと430ppmになりました。

これはいまの地球の二酸化炭素のベース値です。20年前は400ppm以下だったので地球規模で二酸化炭素が増えてるのがわかりますね。

いままでの簡易測定器では一週間くらい使うとどんどん狂って数値が低くなり、窓を開けると200ppmとか地球ではなくなるので、一週間後が楽しみです


コロナ渦では1,000ppm以下推奨

病院や待機施設では1,000ppm以下になるよう空調を調整しているそうです。

一般家庭では2,000ppmくらいは普通に到達しますので、かなり良いコンディションといえるでしょう。

自宅もこれくらいを目指して喚起を心がけたいですな。



DC-CO2-20センサーの注意点


どのバージョンかわからん


DC-CO2-20はいくつかバージョンがあって、バージョン2.9からI2C対応のようです

それ以前のバージョンだとUART(RS232C/TTL)専用だったり、SELECTが逆だったりするようです

幸い自宅に届いたのはV2.9以上のようです

どのバージョンなのかを読み取る方法はありません!

ケースにも袋にも書いてありませんし、I2Cで読んだパラメーターにもそれらしい値はありませんでした

I2Cができなかった場合は、V2.9以外であれば後述の6番ピンを10kΩでプルアップしてみてください。 

V2.6だとプルアップでI2Cのようです。 

プルダウン/プルアップしてもI2Cに反応がなく、UARTで読み出せない場合は壊れているかもしれません...


ピンの幅が2mm


ICチップの2.54mmではなくファン系の2mm幅だったので基盤に直付けできない


I2Cのアドレス変更できない


通常I2Cは異なるアドレスをハードウェアのショートピンなどで変更すれば、同じセンサーを複数I2Cの同一バスにぶら下げられるんですが、これはダメかもしんない
でもひょっとしたら温度センサーみたいにアドレス自動設定かもしんない
2個買えばよかった


実機


センサー工作


さてデータシートの通りに配線します

センサー    機能名                      ラズパイのPIN

1 VCC                        4    (5V)

2 GND                        6    (GND)

3 SDA                        3    (GPIO2) SDA

4 SCL                        5    (GPIO3) SCL

5 RESET                    開放(リセット用に使うかも)

6 I2Cmode=L             9    (GND)

7 PWM                      開放(使わない)

なぁんだ、簡単だね...と思ったらですね、センサーの端子のピッチが2mmだって。

ファンのコネクターに使われるタイプのピッチですね。

ICの幅である2.54mmじゃなかったので、ICソケットに差して使う事ができません。

とりあえず線をハンダで直付けします...センサー交換したい時めんどくさいなぁ


ピカピカ点滅しています。

この時最大200mAも電流が流れます(スペックシートより)。連続だと電池は無理ですね

リセット端子をLにすると止まりますが、内部のマイコン復帰に0.5秒くらいかかるようです 



Raspberry PI側


配線を終了後、Raspberry PIで I2Cが動作するように設定します。

ラズパイのI2Cの設定方法についてはこちらの記事も参考に。

記事中でconfig.txtで50000を指定しているのはクロックを50KHzの設定です。

I2Cは100kbitと10kbitのモードがあるので、まぁ中間あたりを指定しているだけです


ラズパイのCLIターミナル(sudo su - でroot済み)を開けて、

# i2cdetect -l

i2c-1 i2c       bcm2835 I2C adapter           I2C adapter

 

i2c-1 があるので1台検出できました。

続いて1番にどのアドレスが割り当てられているかを見てみます

 

# i2cdetect -y 1

     0  1  2  3  4  5  6  7  8  9  a  b  c  d  e  f

00:          -- -- -- -- -- 08 -- -- -- -- -- -- -- 

10: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- 

以下略


I2Cの1番のアドレス0x08に何か検出しています。

この0x08がアドレスとなるので、i2cgetとかi2cdumpで指定すると値が読み出せます。


DS-CO2-20 のデータシートによると

アドレス 値                        意味
00,01     'BM' 固定
02,03     フレームサイズ。      8byte固定っぽい
04,05     CO2の値。ppm。    これがほしい
06,07     キャリブレーションパラメーター1 hi/lo
08,09     キャリブレーションパラメーター2 hi/lo
0a,0c     チェックデジット。    00から09まで足した値がhi/loで入っている


との事なので、04と05を読み出せば良いようです。

仕事で使うなら12byte全部読んでチェックデジットも計算すべきでしょう。

# i2cdump -y 1 0x08

No size specified (using byte-data access)

     0  1  2  3  4  5  6  7  8  9  a  b  c  d  e  f    0123456789abcdef

00: 42 4d 00 08 03 85 00 00 0c 7e 01 a9 00 00 00 00    BM.???..?~??....

10: 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00    ................

正しく読めているようです

二酸化炭素の量は4byte目と5byte目なのでw付きでワード読み出しします

  • -yは即座に値を表示
  • 最初の1はI2Cの1番Bus (i2c-1とでていた数値)
  • 0x08はセンサーのアドレス
  • 4は4バイト目から読み出せ
  • wはワード読み出し

# i2cget -y 1 0x08 4 w

0x9403

うん、せっかく4,5byteと読み出したいのにエンディアン逆だめんどくせぇ。

 

i2cgetにL/Hを逆に読み出す方法はないようです。古いコマンドだしね。仕方ないね。

bashは16進数変換と四則演算ができるので上位バイトを256倍して下位バイトと足し合わせます

 

# echo $((`i2cget -y 1 0x08 4`*256 + `i2cget -y 1 0x08 5`))


977

おお、部屋は977ppmとの事

自宅にはGC-02という二酸化炭素検出器があるので、その表示は990ppm

誤差23ppmなので一般家庭で使う分には十分です


省電力化


スペックシートによると測定中ピカっと光っている時は最大200mAも流れているんだそうです。

5V電源が常時とれれる環境であればまぁ大丈夫ですが、NETATMOみたいに単四電池で半年とか動作させるなら間欠動作にさせないといけないですね。

5番ピンをLOWホールドにすればRESETがかかった状態で点滅がとまります。

復帰には0.5秒ほどかかるようです。ピカピカ1回分というところかな。

ただ2波式であっても安定には数分かかるらしいので、測定の度にリセットはすべきではないのかなぁ。わからん。 


zabbixと連携


グラフで出せるようになります。

 

zabbixエージェント(クライアント) 


センサーをつけたzabbix_agent.confの設定 

# vi /etc/zabbix/zabbix_agentd.conf


PidFile=/var/run/zabbix/zabbix_agentd.pid

LogFile=/var/log/zabbix-agent/zabbix_agentd.log

LogFileSize=0


Server=zabbixサーバーのIP


ServerActive=127.0.0.1


UserParameter=co2,/bin/bash -c "echo $((`i2cget -y 1 0x08 4`*256 + `i2cget -y 1 0x08 5`))"


AllowRoot=1

Include=/etc/zabbix/zabbix_agentd.conf.d/*.conf


I2Cをsudoしなくても読めるようにする

これはグラフツールのzabbixが読めるようにする設定

group i2cにzabbixを足しておく。AllowRoot効いてないのかなぁ

 AllowRootのせいではなく、usermodコマンドで i2cインターフェイス に権限を渡す必要があるのを忘れていた(前の自分の記事で気づいた) 

最近のLinuxはセキュリティが厳しくて無駄に難しくなってるねぇ 

chmod 777 くらいじゃダメなんだよね(20年前のじじぃ知識) 


# sudo usermod -aG i2c zabbix

 

# vigr


i2c:x:998:pi,zabbix


 

zabbixサーバー


zabbixサーバーのほうでは、zabbix_agentのco2の項目を読み出せばok

zabbix_get -s クライアントのIP -k "co2"

950




end