Xeon x 2サーバー来歴
自宅のVMWareサーバー& Jenkinsビルド用に2016年末 Xeon e5-2620 v4 x 2CPUのマシンを作りました。
当時はmac mini(2012)でXcodeのコンパイルがあまりに辛かったのでWindows上でXCodeを動作させてコンパイルしていたりもしました。(Asset Storeのグレーなアプリ)
手元のmac miniはCorei7で2Core 4スレッドで事実上Corei5、つまりナンチャッテCorei7でした。
性能より消費電力が低いのが売りだったみたいです。まぁminiシリーズですからね。
実際 2CPUで16Core 32スレッドは強烈でmac miniの10倍速でコンパイルが終わりスクラッチ&ビルドが死ぬほど捗っていました(miniだと15分、2620v4だと2分かからない)
資産の関係で20万円を超えたくなかったのでメモリーは32GByteとしました。
CPUは@5万円もしたのと、もう一ランク上は@7万円となり予算超えで諦め。
SSDをOptaneへ 2年目
その後SSDをOptane 900Pに変えたら更にコンパイルが早くなりました。
OptaneはシーケンシャルリードはNAND SSDと大差ありませんが、C++の小さいファイル1万個ともなるとIOPSが10倍と効きまくり。コンパイル速度が30%ほどアップしました
メモリーを64GByteへ 3年目
元々32GByteでしたがメモリーショックでドカンと価格が落ちたので追加で+32GByteECC付きのレジスタードメモリー。サーバー用マザーの為メモリーバスが4chもあるので、4ch(8枚)全部埋まりました。
CPUを換装 5年目 超快適!
今回CPUをXeon 2643 v4 x 2 に交換しました聞いたことない型番だったんですが、Xeon v4 中古で一年くらい地道に検索したらでてきましたよ、1つ17,500円。ebayだと12,000円くらいからありますがes品だったりラベル書き換えCPUかもしれないので日本の業者さんを選択。
元々コンパイル用のマシンだったのでコア数重視だったんですが、最近はVisual Studioで開発にも使い出しました。ベースクロックが2.1GHzというのが存外モッサリVSのコンパイル時は当然マルチスレッドでコンパイルしてくれますが、エディターが2.1GHzというのがツライ。自分のキータイピングの速さは大したことないんですが、最近のIDEは超優秀な補完・推奨機能があってこの推奨候補がでるのにキーボードの入力が妨げられていたのです。
なので今回はベースクロック重視。
表にするとこんな感じで、マルチスレッドでのコンパイル速度はほぼ同じです。
ところがこの通常3.4GHzというのがVSエディターではやたらに効いてるようで
超快適 !!
あと電力と熱はこんな感じ。室温は20度くらい
2620v4の消費電力と温度がおかしい。超当たりだったのかも。選別品なのでもっと上位のCPUになる筈だったのかもしれません。
コンパイル時の消費電力は120Wから350Wと激増しましたが、もうビルドマシンじゃないので目をつぶります。VSエディタ上なら100Wと変わりません
長生きしてくれよ
Xeon e5 v4シリーズではこれ以上のベースクロックがなさそうなので、このマシンはこれで拡張終了ですかね。
Xeonはサーバーメーカーの案件毎に本当に色々な型番があるので探すの大変ですが、用途にぴったりなのが見つかって良かったです。
これからさらに10年くらい長持ちしてほしいな。
おしまい